私は“嫌いな人”をつくらない。
“嫌いな人”ではなく、“苦手な人”と思う。
たぶん、周りが聞けばきれいごとだと思うでしょう。
けど、ね。
これは、私のココロの黒さなんだ。きっと。
だって。
感情の中で“スキ”というのは特別なこと。
同じくらい特別な感情は“キライ”。
つまり、“好きな人”と同じように“嫌いな人”もトクベツ。
嫌だと思う人を“特別な人”なんかにしたくないの。
“苦手な人”なら。
“関係のない人”なら。
特別でもなんでもない、ただの“ヒト”だから。
だから私は“嫌いな人”はつくらないんだ。
黒い。
こんな自分の黒い部分を感じるたびに、私は私を嫌いになる。
自分のことは“嫌い”と思うなら。
自分にとって“自分”は“トクベツ”なんでしょう。
やっぱり黒い、私のココロ。
嫌い。
死ねば良い。
そんな風に思う我が身が、結局のところ“カワイイ”んだろうから。
“スキな人”と“キライな人”。
どちらもきっと、“トクベツな人”――。
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