気付いて、そんな我侭。

過。

　たすけて。

　たったその４文字を、言えずにいる。

　いつでも連絡して、って言ってくれる友達は何人もいるのに。
　前は、メール送ったり出来たのに。
　今は、出来ずにいる。

　くるしい。

　けど、それが言えない。

　誰に助けを求めれば良いのか、どう求めれば良いのか。
　分からなくて。
　返事が来ないことが怖くて。

　何もせずに、
　ただベッドでごろころして、
　ただパソコンを触って、
　本も読まず、
　原稿も書かず、
　何をするでもなく、
　無意味に時間が流れていくのを見送って、
　こうやって、
　意味の持たない思いを吐き出す。

　いやだ。

　自分が、時間を、日々を、無駄に過ごしていることがわかる。
　皆頑張っている。
　私だって、この間まで頑張っていたはずだった。
　けど、今頑張っていない。
　やることがあるのに、それもせずに、ただぼんやりと過ごす。
　独りだと何もする気になれない、
　そんな甘えた思いを抱いて。

　どんどん、
　どんどん、自分が嫌いになっていく。

　頑張りたい。
　頑張れない。
　頑張る気になれない。

　最悪。

　静かな携帯。
　たまにメールがこれば、どうでも良いメルマガ。
　そんなことに、更に虚しさを感じて。
　そのくせ、自分から誰かにメールを送ろうともしないで。

　独りでいたくないのに。
　自ら独りになる。

　ばか。

　こんな、自分でも好きになんてなれない自分を、誰が好きになってくれるの。
　そんな風に、
　人の気持ちすら疑ってしまう自分に、更に嫌気がさして。

　私なんか、消えちゃえば良いのに。


　たすけて。
　消えたく、ない。